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3つの海と恵まれた自然環境がもたらす海の幸

北海道は、太平洋、オホーツク海、日本海という3つの海に囲まれ、いろいろな種類の魚介が水揚げされています。北海道周辺の海水は栄養が多く、魚のエサとなるプランクトンが多く育ちます。さらに、千島海流という寒流と対馬海流という暖流が出合う場所でもあり、北と南の魚介が入り交じります。また、海流の荒波にもまれた魚は、身が引き締まり、一層おいしく育ちます。このように恵まれた自然環境が、北海道に豊かな海の幸をもたらしているのです。

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流氷が育むオホーツクの魚介類

北海道の漁業生産量は日本全体の約4分の1に当たり、漁業者の数も日本一多く、日本で最も漁業の盛んな地域といえます。全国1位のシェアを誇る品目は、ホタテガイ、サケ・マス、コンブ、スケトウダラ、ホッケなどです。
地域によってもさまざまな特色があり、例えば、オホーツク海は冬になると流氷が北の海から流れ着きます。流氷が接岸している時期は漁ができませんが、春になると流氷のすき間に入り込んだ植物プランクトンが一斉に海中に放たれ、それをエサにする動物プランクトンが増え、さらにそれをエサとする魚介が大量に集まります。そのため、流氷はオホーツク地域の漁業に大きな恩恵をもたらす存在です。

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海外でも評価される北海道の魚介

鮮度が命の魚介類は、漁港で水揚げされるとすぐ競りにかけられ、各地に運ばれていきます。また、漁港の近くには地元ならではの新鮮な魚介が並ぶ市場が多く、一般客も購入できるため、国外を含めた遠方からも訪れる人が絶えません。
近年は海外への輸出が大きく伸び、国際的にも高く評価されています。特に輸出が多い品目は、ホタテガイ、サケ、ナマコ、スケトウダラ、イカなどで、中国や韓国、アメリカなどに向けて輸出されています。

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広大な土地でバラエティー豊かな作物を生産

北海道は日本の約1/4の田畑があり、その広さを生かして米、野菜、果物などさまざまな作物が作られています。農家1戸当たりの耕地面積は、他の都府県と比べて約15倍もの広さを誇り、大規模な生産が行われています。
ばれいしょ、タマネギ、カボチャ、小麦、大豆、そば、甜菜など、生産量全国1位の作物も多く、水産物や畜産物とも合わせ、北海道はまさに日本の食料基地となっています。
また、産地だからこそ、新鮮な旬の味が楽しめることも魅力の一つです。野菜や果物の収穫の季節になると、「道の駅」など各地にある販売所は大勢の客でにぎわいます。

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昼夜の寒暖差がおいしい野菜を作る

北海道の気候は、作物が成長する夏の間も昼夜の寒暖差が大きいことが特徴です。昼は暑く、夜は涼しく、気温の差があるほど作物の糖度が高くなり、甘味の強い、味わい豊かな作物が育ちます。
また、北海道の冷涼な気候の下で育つ作物は、病害虫の発生が少ないため、農薬の使用量が抑えられることも大きなメリットです。さらに、北海道では全国に先駆けて、化学肥料や農薬の使用を最小限にとどめる「クリーン農業」が提唱され、各地で安全・安心で高品質な作物が生産されています。

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雪や寒さも野菜の味方

冬の雪や寒さは作物の大敵と思われがちですが、北海道ではそれらを上手に利用し、よりおいしい野菜や米を生産している地域がたくさんあります。
例えば、和寒町や剣淵町の「越冬キャベツ」や、函館市などの「雪の下大根」は、秋に収穫した野菜を雪の下で保存することで甘味が増し、シャキシャキとみずみずしいおいしさが特徴です。米が特産で豪雪地帯の沼田町では、雪の冷気を集めて米をモミのまま保存し、新鮮さと香りを保つ「雪中米(せっちゅうまい)」で有名です。また、平取町などではハウス内に植えたホウレンソウを収穫前にわざと冷たい外気にさらし、糖度を上げる「寒締め栽培」が行われています。

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生乳生産量日本一を誇る「酪農王国」

日本で飼育されている乳用牛約140万頭のうち、約57%に当たる約80万頭が北海道で暮らしています。道東地方の別海町を筆頭に、各都道府県における生乳生産量は日本一。北海道は名実ともに「酪農王国」であることが数字でも裏付けられています。
昔ながらの自然放牧から、パソコンやスマートフォンで牛たちを管理するメガファームまで、牧場の規模や労働力に合わせた飼育体制が各戸で工夫されています。
道内各地から集められた生乳は、専門の検査員によってさまざまな検査を経て、基準をクリアした牛乳だけが専用の大型船によって全国へ輸送されます。

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夏でも涼しい気候が乳用牛の育成に最適

広々とした緑の牧草地で草をはむ牛たち。こうした光景は夏の北海道を代表する景観の一つです。主力品種であるホルスタイン種は暑さやストレスに弱く、気温が高過ぎたり飼育環境が窮屈だったりすると食欲が低下し、乳の出が悪くなりますが、北海道の涼しい気候と広大な土地は牛たちへの負担を極力軽減するため、良質な乳の生産に大きな影響を与えていると考えられます。
近年では、輸入飼料に頼らず、自家農場で飼料用トウモロコシを自給するなどしてエサの安全面にも配慮する酪農家が増えています。

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惣菜から嗜好品、スイーツまで多種多彩


新鮮な生乳が入手しやすい環境であるからこそ、さまざまな加工品も生み出されてきました。

生クリームにバター、ヨーグルトにチーズなど、生乳そのものから作られる製品のほか、
アイスクリームやケーキといったスイーツも生乳の生産が盛んな地域を中心に特産となっています。その背景には、小麦粉や鶏卵など、製菓に欠かせない原料が高品質で入手できるという北海道農業の優位性がうまく働いていることも見逃せません。
クリームシチューやグラタン、パスタソースなど、家庭料理にも幅広く用いられる牛乳は、国民の生活に欠かせません。

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豚肉から始まった北海道の畜産業

北海道の農業史をひもとくと、畜産業では1856年に箱館奉行所でいち早く豚の飼育が行われています。その後、北海道開拓時代や第2次世界大戦の前後において庶民の栄養源として重宝された豚肉は、北海道の歴史や文化と密接に関わる食材の一つでもあります。
北海道で飼養される肉用牛はホルスタイン種の雄牛と黒毛和種、褐毛(あかげ)和種があり、全国の銘柄和牛の素牛となる子牛の生産でも一定のシェアを誇っています。
鶏肉は日本の他の地域と同様、ブロイラーが主ですが、道内各地の気候・風土を生かしたブランド鶏の生産も行われています。

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冷涼な気候と広大な土地が育む道産食肉

北海道の冷涼な気候は、暑さに弱い家畜にとって夏でも非常に過ごしやすく、本州以南に比べて湿度も低いため、快適な環境が整っているといえます。
また、面積も広いので、牛であれば放牧に適した土地を確保するのに比較的有利であり、豚や鶏も含めると、スペースに余裕を持たせた飼育場で育てられ、ストレスが少ないことも食肉の品質によい影響をもたらしていると考えられます。
銘柄牛のハンバーグや豚丼、ザンギ(鶏の唐揚げ)などのご当地名物もあり、ハムやソーセージをはじめとした加工品が各地で製造されているのも特色です。

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安心・安全な飼育環境でブランド肉を生産

日本の食肉加工工場では厳格な衛生基準が設けられていることはよく知られていますが、道内各地で生産されている銘柄肉については、飼養段階からさらに細かな取り組みがなされています。
牧場や豚舎、鶏舎といった生育環境の衛生管理はもちろん、低農薬や有機栽培、所によっては自社栽培のデントコーンを使い、防疫のための薬剤は極力用いないなど、家畜そのものを健康的に育てられるよう、さまざまな工夫を取り入れています。
北海道では農業・漁業も盛んであるため、ブランド鶏を例に挙げると、そばやホタテの貝殻といった地域の特産品を食べさせて育てている例もあります。

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北海道はお菓子素材の宝庫

北海道は、お菓子の主原料となる素材が多く生産されています。例えば、和菓子のあんの原料となる小豆は全国の約8割、生クリームやバターの原料となる生乳は、全国の約半分が北海道産です。ほかにも、ケーキやパイ、クッキーの生地に欠かせない小麦粉や卵、だんごやもち菓子に使われるもち米、砂糖の原料となる甜菜(ビート)、リンゴやイチゴなどの果物も多く生産されています。これらの素材は、生産量はもちろん、品質、味、安全性にも優れ、おいしくて高品質なお菓子が作られています。

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冷涼な気候はお菓子作りにも最適

湿度が低く、冷涼な気候の北海道は、特に洋菓子作りに最適な環境といわれています。洋菓子の本場ヨーロッパにも似た気候風土の下、多くの菓子職人たちが腕を競い合っています。多くのお菓子メーカーがあるからこそ、さらに技術が向上し、新しいおいしさが生まれます。
こうした恵まれた環境を生かし、札幌では2005年から「スイーツ王国さっぽろ」という取り組みが行われ、地元の特産品を生かしたお菓子の開発やPRなどが展開されています。
また、作り手側だけでなく、お菓子を食べる側にとっても、カラリとした気持ちのよい気候で味わうお菓子は、ひときわおいしく感じられることでしょう。

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お得なスイーツ食べ歩きチケットも

小豆、乳製品、小麦を多く生産する十勝は、北海道でも特にお菓子作りが盛んなエリアです。新鮮な素材を生かし、値段も手頃なお菓子がたくさんあります。さらに、十勝でお菓子を楽しむ際にお得なのが、約30店で使える割引チケット「スイーツめぐり券」です。1冊500円で、お好みの4軒の菓子店でおすすめ商品と交換することができ、食べ歩きがますます楽しくなることでしょう。

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